フリーターの女性が正社員就職に積極的になれない理由

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就職活動支援を行う中で、フリーターの女性が就職活動で中々内定を得られないという光景をよく見かけます。

男性フリーターも正社員を目指した就職活動で苦労することがあるのですが、フリーターをしている女性には、そもそも正社員を目指した就職活動に積極的になれない理由があるようなのです。

そこで、フリーター女性が正社員就職にどうして積極的になれないのかを解説して、フリーター女性も正社員を目指した就職活動をした方がよい理由についても説明していこうと思います。

フリーターの女性のアルバイト収入と結婚出産後の働き方

フリーターをしている方が正社員を目指した就職活動に本気になれない理由の一つに、アルバイトの収入があります。

アルバイト収入が月に10万円程あること親と同居しているケースが多いこと、から就職活動をしなければならないという危機感を持てない人が多いです。

また、女性の場合、結婚や出産を機に正社員の仕事を辞めてパートの仕事に変更する人が多いことも、正社員になる動機を見いだせない原因のようです。

以下の図からも分かるように、結婚後や出産後に、パートに仕事を変えたり、無職になる女性は非常に多いことが分かります。

女性の就業形態の推移、結婚前、正規雇用65.2%、パート15.7%、無職8.2%、派遣・嘱託5.3%、不詳2.5%、自営業・家族従業者2.3%、学生1.0%。結婚後、正規雇用37.7%、無職31.4%、パート18.8%、自営業・家族従業者4.5%、派遣・嘱託4.3%、不詳2.8%、学生0.4%。出産後、無職72.1%、正規雇用15.6%、不詳4.6%、自営業・家族従業者3.6%、パート3.4%、派遣・嘱託0.5%、学生0.2%。
参照:女性の就業継続を妨げる壁

日本では、結婚をしたら専業主婦になるという人がまだまだ多く、結婚後は働いてもパート程度でよいと考えている人もいます。

こういった理由から、フリーターをしている女性は、なんとなく「いずれ辞めるのであればフリーターでいいか」と考えてしまうようです。

女性が正社員を目指して就職活動をした方が良い理由とは

ここまで説明してきたように、フリーターをしている女性が正社員を目指した就職活動に積極的になれていないのですが、フリーターの女性にも正社員になったほうがよい理由があります。

結婚・出産で辞めるまでに結構長い期間がある

結婚・出産で辞めるまでに結構長い期間があるのアイキャッチ画像フリーターをしている方には、いずれ正社員を辞めるのであればフリーターでいいと考えてしまいがちですが、その「いずれ」が来るまでに結構長い期間があります。

2015年に国が調査した結果によると、女性がはじめて結婚する平均年齢は29.4歳となっていて、一人目の子供ができる平均年齢は30.7歳となっています。(我が国の人口動態より

もし、23歳で正社員就職をして、30歳で出産を機に退職をするならば、7年間正社員で働くことができます。

この7年ほどを長いと考えるか、短いと考えるかは、人によって違うのですが、案外長いといえるのではないでしょうか。

この期間をアルバイトだけしているのと、正社員として働いているのでは、もらえる給与額の違いだけでなく、様々な経験ができるといった点でも、正社員になっている方がよいといえるかもしれません。

また、正社員経験がある人には、結婚や出産後に再度正社員になる人もいますが、アルバイト経験しかない人が結婚・出産後に正社員になるのは難しいという就職事情もあります。

結婚・出産で正社員を辞めるとしても、フリーターから正社員になる価値はあるように感じます。

待遇が全く違う

待遇が全く違うのアイキャッチ画像フリーターの女性には、月に10万円前後の収入を得て、家族と一緒に生活している人が多いです。

こういった生活をしていれば、生活に困らないどころか、少しずつであれば貯金を増やしていくこともできるかもしれません。

しかし、同じ環境であれば、正社員をしている方がよい待遇で働くことができるので、貯金をフリーター時代よりもたくさん貯めることができます。

フリーターの女性の年収は、アルバイト収入が月10万円とすると、120万円

正社員であれば、20代の女性でも平均年収は240万円から370万円程になります。

約2倍から3倍の収入になるので、結構大きな差になります。

正社員の場合は、社会保険料が高いので手取りは年収よりも少なくなりますが、それでもアルバイトよりはよい給与をもらえています。

以下の図からも分かるようにバブル崩壊後から、日本人の平均年収は減少傾向にあり、男性の給与も増えにくい状況にあります。

サラリーマン平均年収の推移、平成12年461万円、平成13年454万円、平成14年448万円、平成15年444万円、平成16年439万円、平成17年437万円、平成18年435万円、平成19年437万円、平成20年430万円、平成21年406万円、平成22年412万円、平成23年409万円、平成24年408万円、平成25年414万円、平成26年415円、平成27年420万円
参照:平成27年分民間給与実態統計調査

ですので、結婚資金や住宅の購入資金、結婚後の生活資金の足しになることを考えると、正社員になって少しでも多く貯金をしておく価値はあるのかもしれません。

結婚後にパートをする際の収入もよくなる可能性が高い

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フリーターとして長年働いていても、同じ作業の繰り返しであることが多いので、技術が身に付いたり、資格が取れるということはほとんどありません。

しかし、正社員をしている人は、研修を受けたり、資格を取得することを奨励されていることから、勤めている間に技術や資格が身に付きます

こういった技術や資格があると、結婚後などにパートとして働く際に、高度な仕事ができるということで、時給が高い仕事を見つけることができることが多いです。

また、同じ職を希望している、フリーター経験しかない人と、正社員経験がある人では、経験や技術、資格の差から正社員経験がある人が選ばれることも多いです。

結婚後はパートをするとしても、独身時代の経験が影響する部分があるので、こういった点でも正社員になる価値はあるといえるのかもしれません。

一般職を希望する女性が増加

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ここまで見てきたように、フリーターの女性にとっても正社員になる意味は意外と大きいことが分かってもらえたかと思います。

しかし、正社員になってしまうと、残業が多かったり、転勤を命じられて、予想以上に仕事に追われるという立場になってしまう可能性もあります。

そういった働き方はどうしても受け入れられないという女性が増えて、最近は「一般職」を希望する女性が増えてきています

日本の企業では、採用する人材を「総合職」や「一般職」といった形で分類をすることがよくあります。

「総合職」は、将来管理職や幹部候補になるような人を採用することで、企業の決めた配属や、転勤などに従って仕事をしなければなりません。

以前は男性が総合職を選ぶケースが多かったのですが、男女雇用機会均等法が施行されてから、男女ともに総合職を希望して働いている人が増えています。

一方、「一般職」は、総合職の人たちの仕事の補助的な業務を行う仕事です。

雑務や事務、接客などを行うことが多く、残業が少なく、転勤を命じられることもほとんどないことから、女性が働くことが多かったです。

しかし、一般職に関しても、男女雇用機会均等法が施行されてからは、男女関係なく一般職を選ぶ人が出てきています。

しかし、最近になって、再度女性が一般職を選ぶケースが増えてきています。

女性が自由に「総合職」「一般職」を選べるようになったものの、仕事に追われる総合職よりも、給料は総合職より少なくても、ある程度気楽に働ける一般職の方がよいと考える人が増えてきているようです。

また、将来結婚して子供が生まれた際にも、一般職をしている方が、残業が無かったり、転勤もないので仕事を続けやすいと考える女性もいるようです。

もしかすると、この記事を読んでいるフリーターの女性も、こういった一般職を選ぶ女性の方の気持ちに共感をした人もいるのではないでしょうか。

そうであるのならば、正社員を目指した就職活動をする際に、「一般職を選ぶ」というのもよい選択肢になるかもしれません。

まとめ

ここまで、フリーターをしている女性が正社員就職に積極的になれない理由と、正社員になった方がよい理由を見てきました。

フリーターにも自由な時間がたくさんあるなどメリットがありますが、正社員にもメリットはたくさんあるので、ぜひそのことについても知っておいてもらえればと思います。

女性が正社員を目指した際に便利に利用できる求人サイトとして、「女子カレッジ」があるので、ぜひ利用してみて下さい。

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